冷蔵庫の中がすぐぐちゃぐちゃになる人へ|スッキリ保つ収納術と続く習慣
なぜ冷蔵庫の中はすぐ散らかるのか?
「とりあえず入れる」がクセになっている
買ってきたものを、とりあえず空いているスペースに詰め込んでいませんか?その場しのぎで入れてしまうと、同じ調味料が何本もあったり、奥で食材が腐っていたりする原因に。
また、パッケージを外さずにそのまま入れると無駄なスペースを取ったり、中身が見えずに忘れてしまったりすることも。
冷蔵庫は「とりあえずの置き場」ではなく、「使うための準備の場」として意識することが大切です。
定位置が決まっていない
「どこに何を入れるか」が明確でないと、しまうときも取り出すときも迷いがち。その結果、中身がごちゃついて、どんどん収拾がつかなくなってしまいます。
特に一人暮らしだと、買うもののパターンが固定化されやすい分、使い終わったスペースが「何でもエリア」になりがち。使うジャンルごとに“置き場所”を決めておけば、毎日の片付けが一気にラクになります。
中身を把握できていない
食材がどこにあるのか把握できていないと、賞味期限切れや二重買いが発生します。見通しの悪い冷蔵庫は、食品ロスにもつながってしまうんです。
さらに、詰め込みすぎて中のものが見えない状態になると、存在そのものを忘れてしまうこともあります。週に一度は全体を見直して「これはいつ使う?」「賞味期限は?」と声をかけるような意識が、整理と節約につながります。
冷蔵庫収納がうまくいく4つの習慣
1ジャンル=1カゴで仕切る
小さなカゴやトレーを使って、ジャンル別に仕分けするだけで、冷蔵庫の中が劇的に使いやすくなります。
例:
- 朝食セット(ジャム・マーガリン・チーズ)
- 調味料セット(めんつゆ・味噌・ドレッシング)
- 作り置き用スペース
「カゴごと出して使う→戻す」を徹底すれば、出し入れもラクラク!
ラベリングして迷子を防ぐ
ケースやカゴにラベルをつけるだけで、「どこに何があるか」が一目で分かります。自分だけでなく、誰が開けても分かるようになるので、同居人がいても散らかりにくくなります。
ラベル活用のコツ:
- 食材のカテゴリ名(乳製品・加工品・作り置きなど)を書くだけでOK
- 耐水シールやテプラを使えば長持ち&清潔感もアップ
- 「賞味期限記入スペース付きラベル」なども活用すればダブルで便利
見やすい収納にすることで、探すストレスが減り、自然と“戻す習慣”もついてきます。
賞味期限チェックは週1回
「毎週○曜日は冷蔵庫チェック」と決めておくだけで、余分な買い物を防ぎ、スペースにも余裕が生まれます。
チェック時に見るポイント:
- 開封済みの食材の期限は?
- 使い切る予定がない食材は冷凍できる?
- 予定していた献立に食材が使えそうか?
週1回の“ゆる見直し”でも、意識が変わるだけで冷蔵庫の状態は大きく変わります。
「買う前に冷蔵庫を見る」クセをつける
買い物前にスマホで冷蔵庫の中を撮っておくのもおすすめ。「なんとなく買ったら家にあった…」のミスが減り、同じ調味料を何本も抱える事態を防げます。
便利なポイント:
- 中身を把握できるだけでなく、買い物中も迷わない
- 家に帰ってから「またあった!」が減る
- スマホのアルバムに“冷蔵庫”フォルダを作っておくと見返しやすい
「見る→撮る→買う」この簡単な流れで、冷蔵庫のぐちゃぐちゃを防ぐ第一歩になります。
一人暮らしにおすすめの冷蔵庫収納グッズ
100均の取っ手付きボックス
出し入れしやすく、奥に入れたものも簡単に取り出せます。種類別に分けて並べるだけで、冷蔵庫の中が整理整頓されて見た目もスッキリ!
おすすめポイント:
- スライドしやすい素材で、手が届きにくい奥もラクラク
- 半透明で中身が見やすく、管理がしやすい
- 冷蔵室でも冷凍室でも応用できる万能タイプ
スライド式の棚下トレー
上段のスペースが空きがちな人には、吊り下げトレーがおすすめ。チューブ調味料やチーズなど、小さなアイテムの置き場にぴったりです。
活用例:
- 細長いチューブ系(わさび・しょうが・にんにく)を1列に並べられる
- 毎日使うチーズや納豆をまとめて収納すれば、朝の準備がスムーズに
- 上段の「空き」を収納に変えることで見た目もスッキリ!
冷凍庫用の仕切り&立てるケース
冷凍食品は寝かせて積むよりも、立てて収納すると探しやすさ・取り出しやすさが格段にUP。ケースを使って「肉・野菜・ごはん」などジャンルごとに仕切るのがポイントです。
メリット:
- 使いたい食材がすぐ見つかり、時短になる
- 「積み上げ型」から「立てる収納」に変えるだけで整った印象に
- セリアやダイソーのファイルボックスでも代用可能でコスパ◎
これだけで変わる!冷蔵庫整理の時短テク
パッケージを外して「中身だけ収納」
箱に入ったプリンやヨーグルトは、外箱を外して個別に並べるだけでスッキリ。無駄なスペースを省いて、視認性もアップします。
追加ポイント:
- 外箱を外すことで、食材が見つけやすくなる
- 空いたスペースに他の食材を差し込めて無駄がない
- まとめ買いした時も中身だけ並べておけば賞味期限も一目で確認可能
トレーごと引き出せる仕組みを作る
トレーに乗せておけば、奥に入れたものでも一発で取り出せます。「奥で忘れてた!」を防ぐためには、引き出し式収納が効果的です。
こんな使い方がおすすめ:
- 調味料やチューブ系は「トレーにまとめて1軍コーナー」に
- トレーの底にキッチンペーパーを敷けば掃除もラクに
- 引き出しタイプのクリアケースを活用すれば視認性も抜群
冷凍食品は立てて収納する
袋のまま重ねてしまうと、下のものが埋もれてしまいがち。ファイルボックスなどを使って、立てて並べることで管理がしやすくなります。
メリット&コツ:
- 立てることで一目で種類や量がわかる
- 食材ジャンルごとに区切って入れると迷わず取り出せる
- ファイルボックスは100均や無印でサイズが豊富なので、冷凍庫の深さに合わせて選ぶと◎
まとめ:冷蔵庫は“使いやすさ重視”で整えるのがコツ
冷蔵庫がぐちゃぐちゃになる原因は、性格やズボラさではなく、日々の使い方に合った“収納の仕組み”が整っていないだけです。だからこそ、「見える」「分ける」「戻せる」この3ステップを意識して収納を組み立てていくことが大切です。
たとえば、よく使うアイテムはトレーにまとめて引き出せるようにしたり、食品をカテゴリーごとにラベルをつけて収納したりするだけでも、驚くほど快適に。そして何より、“一度整えてしまえば”その後のメンテナンスはグッとラクになります。
冷蔵庫は毎日何度も開け閉めする生活の中心アイテム。だからこそ、最初に少し手間をかけて使いやすさ重視の仕組みを作っておくと、料理・買い物・片付けが全部スムーズに回りはじめますよ。